小林弘利さんのファンなんです。

 昨日の日記にさらっとリンクするだけでとどめようと思ったのですが、抑えきれないので書きます。ちょっといつもとキャラがちがうかもしれませんが、ご容赦を。
 小林弘利さんという、やさしい物語を書く小説家がいます。彼の書く物語はとてもやさしくて、ファンタジックで、SFの香りがするのです。
 若き日の私は彼の書く物語を夢中で読みました。それはコバルト文庫ジュブナイル少女小説だったころ。彼の物語はコバルト文庫として出版されていました。
 1冊完結物はもちろんのこと「聖クレア」シリーズ、「野原」シリーズ、そして「童話」シリーズと読みました。読み込みました。「海の回転木馬」はこの作品を勝手に原作にして高校の映画部の自主制作映画の脚本を書いちゃったくらいです。
 物語に共通する想い――誰も死なないハッピーエンドの物語には、いたく共鳴しました。
 で、ある日ぷっつりと本を出さなくなり……アニメの脚本で時々お名前を見かけて……私としては彼の消息が分からなくなってしまったのです。映画の仕事をしたいというようなことを後書きで書かれていたので、そちらに行かれたのかな……と思いつつ。
 時代は21世紀。インターネットの時代です。昨日、日記になにげに彼のことを書き、調べていたら、なんとご本人サイトを偶然、発見したのです。ありがとうインターネット、ありがとうグーグル。
 そんなわけでリンクさせていただきました。
 あちらのサイトにはBBSも設置されているのですが、私が挨拶を書き込めるぐらい落ち着くまでには、当分、時間がかかりそう。私にとっては本当に奇跡的な何年も待ち続けたことなので。