第1話「天聖界があぶないぞ」

 ビックリマン コンプリートDVD VOL.1 「ヘッドロココの章」発売記念にビックリマンを1日1話見て感想を書いてみる。忙しい時は無理をしない方向で。

 さて、第1話の見所は聖戦衣化前の聖(セント)フェニックスと、主人公、ヤマト王子(若神子時代)と十字架天使の出会いだろうな。
 スーパーゼウスの金好きと元ネタのギリシア神話から引っ張ってきたと思われる女好きの設定も生かしつつ、全体的にコミカルで良質な子ども向けまんがに仕上がっている。
 スタッフは脚本はシリーズ構成の富田祐弘氏だし、演出がシリーズディレクター貝澤幸男氏だし、キャラデザの青山充氏は作画監督をしている他、原画にまで入っているので、1話に相応しい安定した作りになっている。
 ちなみに12話までは1話15分。13話以降は30分となる。
 なんといっても十字架天使と、そのCVの金丸日向子嬢の演技がかわいい。今でいう「萌え」の要素を充分に持っているキャラクターだったんだなあ。
 オープニングにエンディングに予告まで完全収録だった。
 個人的には、第1話……何回見たんだろ、この回。見ていて思い出したのだが、当時、シールでは次界まで話がいっていて、ヘッドロココも出ていたと思う。既にシールでのビックリマンファンだった自分は1話からビデオに録画、しかもベータに標準録画して何度も見ていた。
 セリフ覚えてるよ。音楽集のカセットを何度も聞いていたのでオープニングやエンディングがソラで歌えるどころか、BGMの1曲1曲まで鮮明に覚えている。フィルムコミックで1場面1場面トレースしていたし、十字架天使のセリフはすべて書き取っていた。