世樹の州の媛−よぎのしまのひめ−壱−「始」

 気持ちがグワッと向いたので更新。東洋風ファンタジー中編「世樹の州の媛」(「よぎのしまのひめ」と読んでね)。全3回を予定。
 このお話は8年位前に書いたもので私の同人誌の中で唯一オフセット印刷したもの。で、私の異世界ファンタジーの王道な話です。
世界樹とか、巫女とか、一心同体のパートナーとか、超能力めいた力とか私が好むモチーフがたくさん詰め込んであります。すべてはここから始まったと書いてもいいくらい。
 今回、「世樹の州の媛」をサイトにアップする際にすべてにわたって改稿しています。話の筋は変わらないんですけど、文章が余りに古いためにこなれない表現とか、直しました。
 特に「世樹の州の媛」を書いた頃は個人的に「ひらがな表記」にハマっていて、ひらがなが多く読みづらかったので、漢字に改めた所が多々ありまする。
 ここからは、いるのかいないのかともかく広河ファン向けの記述。

 「世樹」は、直接的には「鳥集う街」(未完)と同じシリーズ「五つの州」の外伝の1にあたります。(ちなみに「鳥集う街」は外伝2)
 時間的には「鳥」のちょっと前の話です。
 「鳥」とちがい「世樹」は既に完結済みですので、あと2回で最後までアップされますから安心して読んでください。
 また、現在「百円文庫」で販売している「竜の歌がきこえる」は「五つの州」シリーズ世界の最初の頃のお話。……などとちょっと宣伝。
 ついでに書くと「ららるうという砂漠にすむ怪獣」は「竜歌」世界の童話版です。