「時をかける少女」を見てきた。

 県内で県庁所在地の1つの映画館だけでしかやっていなかったが、根性で見に行った。

 連れがいなけりゃ3回は泣いてる。久々に良いアニメを見たよ。
 低予算で作っているということで、ジブリのような人物の影とか色数の多いきらびやかな絵ではないけど、ブレイブストーリーのようなデジタル技術でもないけど、大規模プロジェクトではない良さが生かされていると思う。
 例えて言うなら、テレビアニメの1話のクオリティで最初から最後まで丁寧に作られているOVAというか。この丁寧さを大規模プロジェクトで徹底できるのが宮崎駿監督なんだろうなあ。
 往年のアニメファン・SFファンならばかなりの高確率でツボをつかれるだろう作品。

 必ずしも映画という大画面で見る必要はないが(この作品の良さは画面の大きさにはよらないので)、DVD化されたら借りるか買うかして見る価値は十分にある。

 声優はベテラン声優はメインにいないが、アニメキャラに声をちゃんと当てていて違和感がない。ジブリにもこの映画のキャスティングを見習ってほしい(笑)。
 主人公役は昔の高山みなみ女史の声を聞いているようで、あるいは声優としてもやっていけるのではないだろうか。