NHK教育 新日曜美術館「都市のモダンアート“OTAKU〟・ベネチア・ビエンナーレ日本館の衝撃」

 第9回ヴェネチア・ビエンナーレ建築展日本館展示「おたく:人格=空間=都市」の紹介。
 この番組、普段は日曜の朝の気だるくまったりした雰囲気にマッチするいやし系の番組なのだが、今日はさすがに「萌え」で染められた。語り手が建築家であるために物質と非物質の対比や空間の視点から語られている部分が多い。45分という時間的制約もあり、この番組で取り上げられたことがオタクのすべてだと思われると色々と漏れている部分があるなとは感じるが、民放にありがちなオタク=犯罪者と決めてかかるような切り口で取り上げられるよりは、よほど正確にオタクを捉えているのだと思った。
 自分は同人者だけど、やおい属性なしで少々の萌え属性を持った創作文芸SF者だからなあ。広義のおたくにはなるけど、今回、新日曜美術館で取り上げられたおたく像からはちょっと遠いかも。いや、精神は一緒なんだけど(笑)
 今回はThe End of Evangelionより2曲目の「Komm,susser Tod〜甘き死よ、来たれ」がテーマソングのような使われ方をしていた。ガンダムに触れられなかったのは、版権関係で何かまずいことでもあったのか。

 ちなみに新日曜美術館の通常再放送は同日夜20時より。大河ドラマの裏の枠。興味がある人はぜひ録画を。……この回、春休みに再放送されそうな気もするけどね。